Research | TARO HITOSUGI (一杉 太郎)

Research

Research Topics

超高密度光ディスクの開発

ソニー株式会社  (1999年4月~2001年9月)
超高密度かつ高転送速度という特徴を有する記録再生装置を目指し、近接場浮上型光ディスクの開発をおこないました。超高密度記録の技術開発は、製品の需要が 非常に大きく、企業の関心が高い重要な技術です。本研究はハードディスクで用いられているヘッド浮上技術を活用し、光学レンズ(Solid Immersion Lens:SIL)をディスク面より数十nm浮上させ、近接場光により記録再生する技術です。私は浮上ヘッドの設計、作製、および評価を担当しました。実 際に作製した原理確認用のデバイスを用いて再生実験を行った結果、0.2μm のマーク長を有する相変化光ディスクに対し、41dB のCNR(搬送波ノイズ比) が得られ、本技術の有効性が確認されました(この数値だけをみるとほぼ実用レベル)。

博士論文 Doctoral Dissertation

"Relaxation in artificial atomic structure and anisotropic migration on Si surface"
シリコン表面上における人工原子構造の緩和と異方的原子拡散

指導教官 東京大学大学院 工学系研究科 超伝導工学専攻 北澤宏一 教授
Supervisor : University of Tokyo, Department of Superconductivity Prof. Koichi Kitazawa

現在の半導体デバイスとは異なる動作原理を持つデバイスの探索を目的として、走査型トンネル顕微鏡を用いて原子数個からなる構造をつくり、その物性評価を行った。その結果、ナノメータスケールの構造では、原子の配置や個数で物性が大きく変化することがわかってきた。

修士論文 Master Thesis

微小交流磁界重畳法による酸化物超伝導体の磁気測定
指導教官 東京大学大学院 工学系研究科 超伝導工学専攻 岸尾 光二 教授

卒業論文 Bachelor Thesis

層状物質のトンネル物性
指導教官 東京大学 工業化学科(現・応用化学専攻) 北澤 宏一 教授 長谷川 哲也 講師


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Keywords

Solid State Chemistry, Solid State Physics, Thin Films, Surface and Interface, Oxide Materials, Oxide Thin Films, Oxide Heterostructure, Nano Oxide, Magnetism, Correlated Electrons, Transparent Conducting Oxide (TCO), Scanning Tunneling Microscope (STM), Scanning Tunneling Spectroscopy (STS), Scanning probe microscope (SPM), Pulsed Laser Deposition (PLD), Sputter deposition, Nano-chemistry, Nanotechnology, low-dimensional structures, Solid State Ionics, Electrochemistry, Lithium-ion Batteries

固体化学、酸化物薄膜、酸化物ヘテロ構造、走査プローブ顕微鏡 (SPM)、STM/STS、透明金属、希薄磁性半導体、レーザープロセス、フェムト秒レーザー、ナノテクノロジ、ナノケミストリ、固体物理、固体電気化学、固体イオニクス